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![]() メールサーバが踏み台に?-2- ■03/06/12 さて、このログを見る前にpostfixの動作とログの見方を勉強しときましょう。 日刊ASCII様のページが参考になりました。 それによると、Postfixには複数のデーモンが起動し、それぞれ役割があるそうです。 「master」は、メールの送信ポート25番(SMTPが使う窓口)をいつも見張っていて、必要なときに処理をするための指令をだす。 今度は送り出すメールについてのプロセスというと、これを管理するのは「qmgr」。配送するときの方法やエラーの処理、もちろん実際の配送も管理してる。配送の方法によって、また処理を他のデーモンに引き渡す。 また、telnetでSMTPと会話してメールを出すことも可能ですが、その場合は次のような決まりがあります。 さて、Postfixのログなんですが、メールログは、/var/log/maillogファイルに記録されています。 date time programname[pid:番号]:ASCII text のようになっているそうです。 配信が異常に終った場合は、以下のように"status" の個所は"=sent"にはならず、"bounce"となり、その理由が記録される。 xxx 28 18:59:17 studio-245 postfix/local[6262]: 42273FE006: to=<to:hoge@localhost.rinanet.jp>, relay=local, delay=0, status=bounced (unknown user: "to:hoge") さて、話を先日の不可解なログに戻しましょう。いったいこのログの原因は? 1:ドコモのメールサーバ(docomo.com)に対して会話:Toはドコモのユーザー:Fromはドコモのユーザー 2:ドコモのメールサーバ(docomo.ne.jp)に対して会話:Toはドコモのユーザー:Fromはドコモのユーザー 3:ワシのメールサーバ(studio-246)に対して会話:Toはドコモのユーザー:Fromはドコモのユーザー どうやら、ワシのメールサーバにFromをAさん(ドコモ)ToをAさん(ドコモ)と送った場合、Aさん宛に「Undelivered
Mail Returned to Sender(未配達メールは送信器に返されました)」というサブジェクトのメールを送るみたいです。ただ、このメールもドコモ宛なので、配達することは出来ないでしょう。 「これはホスト・studio-246.ddo.jpのPostfixプログラムです。 また、同じようにAさんからBさん(ドコモ)に送った場合は、そのまま送ろうとしたメール自体がMail Queueに保存されるようです。 今度は、ワシのメールサーバ(studio-246)に対して、Toはドコモのユーザー、Fromはワシの携帯にして送ってみましたが、やはり、送ろうとしたメール自体がMail Queueに保存されたようです。 以上の場合は、「Webmin」を開き、「サーバ」→「Postfixの設定」→「Mail
Queue * messages」と行くと、未送信(?)メールの存在が確認できました。(*は、保存件数) どうやら、配達できないメールはココに保存され、配達できるまで送信するみたいですね。 |
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